医学部医学科2回生のS.T.先生に、質問に答えて
いただきました。
高校時代には、基礎的な問題集を1,2冊完璧に仕上げ、
志望校の過去問をひたすらに解くという勉強法を
していました。 その際、当然のことながら基礎的な
問題集と過去問では難易度にあまりにも乖離がある
ので、苦手な分野が見つかると中級的な問題集から
その分野を重点的に勉強していました。 この際、気を
つけることとして、上級の問題集は基本的に手を出さ
ないことを気をつけていました。難しい大学は特に
大学ごとの癖が強いので、他大学の問題傾向を完璧に
マスターしたところでコストパフォーマンス的に
美味しくないからです。 しかし、志望校の過去問に
関してはできれば25カ年(多ければ多いほど良い)分は
完璧に解法を覚えてしまうくらいには演習していく
べきだと感じます。 何より、25年分もやれば受験本番
でメンタル的に心強い経験となり、ケアレスミスなど
の低減に繋がると思います。
指導の際には、「解答・解法を教える」「公式を教える」
だけでなく、その根底にある原理を少しでも理解して
もらうことを意識しています。簡単な話、解答解法や
公式を覚えたところですぐに忘れてしまうので、他の
知識と繋げられるように根本原理のさわりだけでも
伝えるように工夫しています。 また、厳しい評価付けも
徹底しています。たとえば、問題を解けたとしても時間
がかかりすぎている時や、ヒントを必要とした時、
「解けた」という評価ではなく、「なんとか解けた」という
評価にします。これが「スラスラ解けた」という評価に
なるまで演習していくべきだと考えます。
基本の土台作りだと考えます。難関大学志望の受験生
にも、100マス計算から始めさせるなど、基礎の基礎から
やらせるのは他の塾には無い特徴だと思います。生徒の
方は焦ってしまうかもしれませんが、そもそも基礎の
できていない人にいくら発展を教えたところで、計算
ミスや公式ミスで台無しにしてしまうことがあるので、
基礎は大切だと考えます。また、英単語なども意外と
盲点な単語が少なからずあるはずなので、「うろ覚え」
ではなく「きちんとした知識」に昇華できるように、最初は
初級英単語から確認していきます。